2016年3月13日日曜日

本 2冊目「悲しみのイレーヌ」

作品はやはり素晴らしかったです!

(以下の文章には、ネタバレ的要素を含みます。)

しかし、多くの人が言及していることですが、
邦題、、

もうね、前に映画配給会社についても同じようなことを思ったけど、
自分たちが売りやすくするように、本質を変えた邦題を新規で作ってつけるのは本当にやめて欲しい。

そんな担当者や決裁者は全員いなくなればいい。
文化や作品を粗末に馬鹿にしているとしか思えない。

残念すぎる。

「悲しみのイレーヌ」がピエール・ルメートルの1発目だと売り上げが「アレックス」よりも悪そうだし、「イレーヌ」を読んだ作者が、「アレックス」を買わなくなってしまう可能性があると考える出版社がいるのは十分にわかる。

だから販売の順番については、これでもいい気がする。
だけど、邦題については許せない。

アレックスを読んだ記憶力のいい読者がオチに気づいたときに"衝撃の結末"と煽れない。むしろ、"ネタばれしてんじゃん"的「アレックス」読者の心情を理解していますよといわんばかりの行動(保身)として、1作目のタイトルを「悲しみのイレーヌ」にする。

もうね、最低ですよ。

あの「猿の惑星」のDVDの表紙を自由の女神が地面に埋まってる絵にした奴と同罪ですよ。

はあ、こうゆう販売会社の人達には我慢できない。
お願いします。止めてください。または、辞めてください。

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